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居酒屋とラーメン(二郎)が多めの雑記ブログ

古傷が痛むので、リベンジロウ。(池袋二郎/ラーメン/豊島区池袋)

週刊ダイヤモンド 2018年 10/13 号は宗教特集だった。
宗教団体の中でも大きくなっているところ、縮減しているところが事細かに書いてある。
それについて何かを述べるつもりはないが、
読んでいて思い出されたのが友達の「二郎は宗教」という言葉である。

 

果てしない中毒性のせいで、
外にいるだけで華厳の滝のように汗をかく夏の日も
外にいるだけで袋田の滝のように凍ってしまいそうな冬の日も
ジロリアンは二郎を求めている。
いざ二郎を目の前にすれば全てを忘れて問答無用に幸せになれるのだから宗教と言われても仕方ない。
「ヤサイニンニクアブラ」とかも念仏みたいだし。

 

ただ、そんな二郎でも1度だけ苦い思い出がある。
あれは池袋二郎に初めて行った時のことだ。
友達が二郎で食った後にプラダで彼女の誕生日祝いを買うとか言っていて、
よくニンニク臭い口でプラダに行けんな、正気の沙汰じゃねえなと思いながら列に並んでいたところ、
ロットの前4人くらいは呼ばれたのに、自分たちの席があかない。
なんと次に出るべき、小学校高学年ぐらいの子供が、
スープまで飲み干そうと頑張ってひたすら時間がかかっている。
それを待っている保護者のおじいちゃんもどかない。
池袋二郎は並んでいる段階で作っていくので、既に僕の麺はスタンバイされている。
固めで頼んだが、どんどんどんどんのびているはずだ。

 

子供よ、スープまで飲むことは偉くないぞ。
というかはっきり言って成長期前に二郎なんて食うもんじゃないぞ。
君の目の前に俺ののび続けているラーメンがあるんだぞ。
店員さんもちらちらみているぞ。
と諭してあげたかったが、陰キャなのでそんなことは無理。

 

子供が完飲するまで体感的には143試合全てを観たような長さだったが、実際には5分ちょっとくらいか。
ただ、麺がデロデロになるには十二分な時間だったようで、
内川のバッティングのようにとてつもなく柔らかくなっている。

 

この時はいかにこの柔らかい物を口に運んで食べきれるかの勝負で、
味なんてものは覚えていない。
なんとか食べきったが、苦い思い出だけが残った。
日ハム・西武・4/18・8点差みたいな。

 

そんな池袋二郎で手痛い目にあったが、先日どうにも古傷が痛む。雨の日だったからね。
この古傷を乗り越えて、僕の二郎信仰を揺るぎないものとしなさいと、
二郎の神が言っていたのかもしれない。

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とにもかくにも池袋二郎に乗り込んだ。
平日の雨の日8時ぐらいで前は8人ぐらい。
タイミングもよくすぐに進み、入り口のところで麺の固さを聞かれる。
当然前回と同じ小の「固め」だ。

 

コールは野菜少なめニンニク。
並んでから20分ぐらいで着丼。

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まずは野菜から。すっごくシャキシャキ。
個人的にはクタクタよりは好きなのでうれしい。
スープは醤油感がすごく強いね。
よく言えば二郎のカネシ醤油をすごく味わえるし、
悪く言えばしょっぱい。ぶれなのかな。
豚はうすめ固め少なめ。あんまり食えないのでちょうどいいのだけど。
麺は太くて固くて(下ネタではない)好み。

 

横に陣取ってきたテニサーみたいな大学生グループ6人(男女3人ずつ)を横目にとにかく食らう。
陽キャ大学生にとっては二郎もアトラクションみたいなものなのだろう。

 

池袋二郎をきちんと堪能して思ったのが、初めての人向け。
野菜少なめとはいえ、小食な自分でもほどよい量。
大学生グループにも真摯に対応していたし、愛想は今までの二郎でもトップクラス。
場所も行きやすい。

 

個人的には今まで食べてきた二郎と比べると、正直う~んという感じだが、不味いわけではないし、
場所柄行きやすいし、何かのついでにまた訪問する気がする。

 

リベンジロウを果たし、二郎への信仰をより一層深めた、良き1日であった。

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