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居酒屋とラーメン(二郎)が多めの雑記ブログ

化学調味料で毒された僕には不釣り合いな洗練されたお店とラーメン(銀座 八五/ラーメン/中央区銀座)

12月にオープンした銀座で話題の勝本系列のラーメン

ネットニュースでも話題のラーメン屋

銀座ラーメン界の超期待の
スーパスターとして、
大谷翔平か、
清宮幸太朗か、
吉田輝星のように
銀座界隈では期待されている
こちらのお店(適当)。

仕事中に
ネットサーフィンでも
しようものなら、
記事がいろいろと出てくる。
http://news.livedoor.com/article/detail/15778972/
https://news.yahoo.co.jp/byline/ymjrky/20181217-00107962/
https://www.zakzak.co.jp/lif/news/181213/lif1812130002-n1.html

あんまり記事を真面目に見ていたら、
後ろを上司が通って冷や汗をかいてしまったこともある。

勝本の系列ということで、
勝本自体は行ったことがあるが、正直記憶にはあまりない。
それでもこのお店の「タレ不使用」という独特さに惹かれて行ってみることに。


タレ不使用というのは、
通常、ラーメンのスープは
「ベースの汁」として豚や鶏、野菜やキノコなど、食材を煮込んだものと、
「タレ」として醤油や塩などの調味料と食材の旨味を合わせたものをブレンドして作るところ、このタレを使わず、食材を煮込んだスープのみで勝負している。
うんちくを語っているが、上の記事を見るまで全然知らなかったv(^o^)v

というわけで、話題沸騰のこちらのラーメンを食してきた。

 

平日お昼に行ったら行列が

昼12時過ぎにお店に着くと、前には10人ほどの並びが。
席数は6席なので、2ロット目か・・・、
と思うと案の定40分並んだ。
美味しい物を食べるには時間がかかるのです。
偉い人にはそれが分からんのです。
いや、偉い人の方が分かるか・・・。

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ともかくようやく入店し、特製中華そばをチョイス後、席へご案内。

 

素晴らしきお店のおもてなし

何よりここから驚嘆したのが、お店のホスピタリティ。
店主が入店時に一人一人に「いらっしゃいませ」のご挨拶。
机には紙のランチョンマットと、れんげ、箸置き、お箸がセットされ、温かいおしぼりを丁寧に渡され、水はうすはりのグラスで渡される。
そして作ったラーメンを、
店主が笑顔で手渡ししていく。
ラーメン屋ってこんなのだったっけ・・・
と思いつつ、
やっぱりとても気持ちがいい。
店内にも全体的に
柔和な雰囲気が流れている。
どっかの○郎とか、
二○と足して2で割ると、
平均的ラーメン屋の接客になる気がする。

滝川クリステルが言っていた
東京の「お・も・て・な・し」がこんなところにあるとは・・・。
店主はANAクラウンプラザホテル京都の
総料理長を勤めていた
フレンチのベテランシェフらしいが、
その時に培われたであろう接客が
随所に見ることができる。

 

複雑で洗練されたラーメン

そんな晴れやかな気持ちで
ラーメンを待っていると、
着席後、10分も経たずに着丼。

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ビジュアルがまずは本当に綺麗。
早速1口スープをズルー。

おう、いろんな味が。
スープは、鴨と名古屋コーチン、
そこにイタヤガイ、ドライトマト、
昆布、干し椎茸、
さらにはローストした茸あたりを
使っているかな。
いや全然分からなくて、
上記の記事から引っ張ってきた・・・。
そんな海原雄山みたいな芸当はできない。
キノコの風味がする、
ぐらいしか分からず、
いろんな味が混ざり合っており、
初めて食べるスープだった。

麺は細麺でスープに
合ってとても美味しい。
細麺ながら歯ごたえもあり、
スープの複雑さに負けない強さがあった。
浅草開化楼の特注麺だそうで、
あそこは二郎インスパイアの
ぽっぽ屋も手がけたりと、
幅広にいろいろやっているなと
感心してしまった。

チャーシュー・煮卵・ネギもそれぞれ美味しい。
特にチャーシューは、
ちょうどよい食感に加えて、
薄味で味付けをされており、
スープとか全体の調和に
合うような素敵なお肉だった。

食後は丼から除く、
東京勝本の文字を眺めながら、
無料で提供される加賀の水出しほうじ茶をいただき一息つく。
ほうじ茶うまっ。

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↑色薄いけどほうじ茶


退店時にも店主から
ご挨拶をいただき、
気持ちのいいまま退店。
ラーメン屋で入店時と退店時に初めて店主と会釈した。

 

しかし、化調に毒された自分には・・・

総評としては、はっきり言って、
二郎とかの化学調味料で毒されている自分には少し物足りない味であった。
だけどもこのスープが分からない自分が馬鹿舌であると思ってしまうのも、お店の徳というかなんというか。
海原雄山先生の美食倶楽部で修行してから、出直して参りたいと思います。
舌に自信がある人は是非いくべきお店だと思う。

tabelog.com